吹奏楽部の補充として私の個人レッスンを受ける生徒が何人かいます。
受験なので〜
進学なので〜
とかのタイミングでレッスンを卒業します。
高校生になって続けている子は、学校レッスンで伺っていない子が多いです。
どうやって演奏したらいいのか
基礎すらわからない、
気持ちよく演奏したいのになー
と悩んでいるところ、私のブログからたどり着いた。
高校2年生の生徒がいます。
中学卒業する頃はまだ手応えなく、高校生になってからも続けるというので、希望の光が見えるかなー?と思って、教えていました。
そういう子は、経験も知識もない子が多いので、どうしてもレッスンで話が長くなります。
教えたいことがたくさんあります。
結果を出すことだけじゃなくて、楽しいことをたくさん教えたいから。
頭のいい子は話を咀嚼して、次のレッスンの時は、自分のものにしてきます。
薄い紙を一枚一枚重ねるように、それを続けることで、だんだん見えてくる。
忍耐が必要なので、
「挫折しないで!」
と祈りつつ。
先述の生徒は、中学2年の終わりから来始め、3年経ち、基礎もスムーズにできるようになりました。スネアの曲も叩けるようになって、吹奏楽部においては、困らないところまで来ました。
高校2年の終わりに、定期演奏会があって部活卒業になるようです。
「4月で個人レッスンをやめて
受験に入ります!
悩みながら中学時代を過ごして、講習会で先生に会ってから、どうしても上手くなりたくて、ここへ来ました!
最初はスネアのロールができるようになりたい!だけだったけど、もっと色々覚えないといけないことを知りましたし、できるようになって演奏が楽しくなりました!本当にここへ来て良かったです!これで清々しく、受験へ向かえます!
コロナの中でもアンコンである程度結果も残せたし、やりたかったことあるけどやれる範囲では十分充実した活動ができました!
ありがとうございました😊」
私もその生徒と関わる中で
達成感があって、ここまでやり切ってくれて嬉しく思います。
やり甲斐があります。
この生徒はとても頭のいい子なので、ここまでできたのか?
頭が良くないと、ここまで来られない?
考える練習を中学生にも推進してるんです。
その生徒も言ってましたが
「考えて練習するのって、高校生になってからじゃないと、本当の意味では難しいと思います、」
とのこと。
「中学生のうちは管理されたり、先生から言われることの方が多くて
やらされてる、感じにどうしてもなっちゃいますよね?」
と、いう話になりました。
私自身が高校から始めたので、中学生から始める子たちの境遇を理解できないところがあり、あーそうなのかーーと思うことがいまだにあります。
今の高校生も当時の私と違って管理されているので、基本、大人の言うことを待っているんですよね。
自分で工夫したり実験して失敗してやってみりゃーいいじゃん、って言っても、なかなか踏み入る子がいない。
中学時代、もっというと小さい頃から失敗しないように親が守っちゃったり(これは私も胸に手を当てて反省)、先生から意見をすぐ否定されたりしてひどく怒られる(中学はその傾向が強いように思います)。萎縮して意見を言えなくなる子が多いように思います。
主人は
「今の世の中は、ことさら、自己肯定感を言いすぎる。中学生なんかは自己肯定感が低いのが当たり前なんだ。そんなものだんだん身につければいい。やたら褒めりゃいいってもんじゃない。」
そんなこと言ってますが
開成中学校の生徒は先生に歯向かう(?!)意見をいう子が多いと思います。
先生に物申すことを嫌う先生が多いなか、一応受け入れる姿勢は
生徒にとってはありがたいだろうなと思います。
とはいえ、高圧的な人なので生徒たちはかなり意を決して言うんでしょうけど。
話が横に逸れましたが、達成感を持って物事を終わる気持ちよさについて思うのでありました。