yukiの打ハハ日記

浜松市在住 打楽器奏者 パーカッションアーティスト@中村友紀のブログ

サンプル HTML ページ



NOW ON SALE!

20160519090529 打楽器はじめの12ヶ月

音楽鑑賞教室終了!!

昨日音楽鑑賞教室が終わりました。
当初依頼があったときは演奏は1時間ぐらいでと言われていたはずなのに、少し前に計算したら1時間20分もあるじゃないのっ!!おぉぉ〜〜!どうしよう。でも依頼の電話があった際、「何時間でも演奏していただいて構わないんですのよ。」というU先生の神の声があったことを思い出しました、「じゃ、まっいっかっ!(私の十八番のセリフ・長年愛用させていただいております)」により解決(?)、そして敢行したのでした(ちなみに休憩なしですっ!)。ということでご来場くださった方で、このブログをご覧になったみなさまに長時間に渡ってお付き合いくださったこと、感謝申し上げます。
まず始めに長瀬氏のリコーダーコーナーからスタートしました。先日Yさん宅で演奏した曲をいくつか演奏してくれました。自分たちが音楽の授業で習っているもので、もっとすごいことして吹いている人が目の前にいてキッズたちの目が釘付け。「なんだこれは!!」と口をポカンと開けて見入っていました。
午前中はリハーサルをしました。リコーダーは古楽器なので、曲の中でルネッサンス太鼓を使ってもいいのではないかという私の提案で、途中1曲だけ太鼓を入れてみました。本革の太鼓でドンドンと打ち鳴らしていると、長瀬氏が「やっぱりいいですねぇ〜、僕もほしいですね〜」としげしげと見にきました。出たぁ〜長瀬氏の欲しいです攻撃ぃ!!そう、彼は自分の興味のあるものに関して深く思い入れる習性があり、そして収集癖もあるのです。とはいえ古楽器を愛している人にとってはルネッサン太鼓はとても興味があるでしょう。「欲しい!」と思うのもわかります。
会の中盤には伊藤さんのマリンバソロもありました。昨日は安倍圭子さん作曲の「道」を弾いてくれました。道・・それは人生、うれしいとき・かなしいとき・つらいとき・etc・・・いくつかの経験を自分という一つの物体を通して感じ、それが人生の終盤に近づいたとき一つになる・・人生の道程、という感じの曲です。イージーリスニングが続いた中、ほっと心に語りかける曲でした。人生の熟成された(?!)方々の心をぐっとつかんだことでしょう・・。
私も打楽器のソロ曲を弾きました。いくつかの打楽器を一人で演奏する、そのような形態をマルチパーカッション、略して「マルチ」と言います。昨日は7つの太鼓を一人で演奏しました。会の依頼主であるU先生は「私の好きな太鼓のソロの曲をまた聴くことができてうれしいわ〜」と言ってくださいました。昨日演奏したのは「サイド・バイ・サイド」という曲です。大学時代から慣れ親しんでいる、いわば勝手知ったる曲。山奥のホンワカしたムードのあるお客さんの空気が、一瞬にしてピーンとしたものに変貌しました。音階のない太鼓でも曲が成立する新鮮さ、こんな曲聴いたことないといった表情でみなさん固唾を呑んで見守ってくださいました。<泣く子も黙るサイド・バイ・サイド>・・・ムフムフ。かぶりつきで座っているキッズたち、お口ポカーンです。
会の終盤になって3人でエンターテイナーとNHK朝の連続テレビ小説「さくら」から2曲演奏しました。「さくら」というのは日本を象徴する春の花。なのに、どうして私たちは秋にこの曲を演奏するのか・・、この曲の雰囲気は秋そのものだからというものあります。放送開始が秋だったからでしょうかね?とても雰囲気のいい曲なので、私たちは好んで演奏します。
最後にご来場くださったみなさまも歌で参加していただき、「ふるさと」を演奏しました。これがみなさん歌がお上手で、澄んだきれいな声が体育館いっぱいに広がりました。またの再会出来ることを心の中で誓ったのでした。
Trio KaMYの本番は他の2人のメンバーの温かい人柄で、いつも楽しく演奏させていただいています。普段は別々に音楽活動しているのですが、感受性の違う仲間と久しぶりに一緒に演奏することで、なにかしら新たな発見や課題をもたらしてくれるいい機会だしいい仲間だなと思い、しばしの別れを寂しく思うのでした。