今年も選抜試験の監督を担当しました。今回は49人が受験し、7人の合格者が出ましたので、倍率は7倍。いつもよりこれでもお手柔らかです。
昨日の試験で同席されたのは、浜松南部中の杉山先生。打楽器審査はお初ですし、専門外だから、よく分かりません、とおっしゃいましたが、全員の試験が終わってから面白かったとおっしゃいました。
さて、受験者の感想としては、小太鼓のロールに苦手意識を持っている人がとても多いこと。鍵盤打楽器も表情を作ることができることを初めて知ったのではないか?という生徒がいました。みんなとても緊張していて、心臓が私の目の前でドクドク鳴っているようでした。
何期目かの卒団生で音大へ行った子から、中学選抜試験の話を聞く機会がありました。私が黒い服を着ている、目がやたら怖い、音大の試験より緊張する、と酷評だったので、ちゃんとするために着ていた黒い服はやめて、今回はアジアン風に。冗談を言ったりして和ませて、少しでも普段通りに演奏できる声かけを。心がけたつもりです。これに関しては後ほど、生徒からダメ出しがあるのではないか?と思っております。何年も経ってからドワーっと言われる、というダメ出しもありますが笑。
演奏後は質問コーナーにしました。これも例年にはないパターン。練習している中で、疑問に思ったり工夫したことなどあったはずで、知らないなりに、何かアプローチがあった形跡が見られる生徒については評価を上げました。
これを機に何かを得てこれからに生かしてくれたらいいな、と思いました。