yukiの打ハハ日記

浜松市在住 打楽器奏者 パーカッションアーティスト@中村友紀のブログ

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アンコン全国大会、連続出場決まる!

昨日、吹奏楽部のアンサンブルコンテスト

東海大会中学の部の審査が行われました。

本来なら演奏して審査していただくのですが

コロナ禍で感染予防のため

今回は録画審査になりました。

 

私の指導校は2つ出場できました。

 

一つは富塚中。

浜口ダイヤさんのパガニーニのバリエーション

これが変拍子バリバリで

本当に難しいのです。

富塚の生徒はお勉強が得意な子が多いので

難しい曲の方が良いのでは?という

顧問の先生からのアドバイス

この曲にしましたが

しかし、それにしても思ったより難しく

生徒も先生も相当悩んだようです。

難しい曲だけど、その難しさが伝わりにくい

報われない?曲でもありました。

キレのある前半部分と

歌う部分が多い後半と二つに分けて

どちらもきちんと演奏できるように

よく頑張って演奏できたと思います。

演奏審査がある予定で、

まだその望みのある中録画を撮影したので

先生は少し心残りだとおっしゃっていました。

今回は銀賞を受賞し、

初東海においても爪痕を残すことが

出来たのではないか?と

私は思っています。

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もう一つは細江中。

宮津先生が赴任されまだ2年目の

これからのバンドです。

夏には小編成でようやく県大会まで行けました。

北区の奧浜名湖畔にあるのどかな学校ですから

全員がのんびりしていて

打楽器チームも譜読み始めから

和やかな雰囲気でずっと進めていました。

まぁ、田舎もんだから(^^)💦

楽しくやれたらいいよね〜

と、厳しさを追い求めると潰れちゃうんじゃないか?と宮津先生と相談して

アハハ〜な感じで

でも生徒はどんどん楽しんでいて

練習量も自主的に増えたり

不器用な生徒を励ましたり

発達学級の生徒もいましたが

居心地良かったようですし

邪険にされるわけでもなく、

なんなら太鼓にのめり込む姿を

みんなから尊敬されています。

リーダーも時が経つごとに風格が出たりと

個々の性格が無理なくそれぞれ

成長していく様子がみるみるうちに

変わっていく様は

学校の先生方からしても

目を見張るものがあった、ようでした。

 

細江中吹奏楽部は私自身も保護者として

関わっていることもあり

細かいところの指導ができました。

 

・チームを作るノウハウ

・落ちこぼれを作らないこと

・とにかく楽しく練習すること

・忙しい先生がいなくても生徒だけで練習できるシステムを習慣づけること。それは夏の大会にも繋げるためです。

・楽器の梱包、運び方

・本番当日の練習ペース配分

・本番の会場裏での過ごし方

 

綺麗事を言うつもりはないのですが

前回大会で開成中が全国大会へ行った時のノウハウを使って

楽しい中で練習すること

楽しさは生徒の自主性を生むこと

この経験を今後に活かしてほしいこと

親の目線から、生徒の成長を促すためにできる精一杯のメッセージを込めまくりました。

アンコンで全国大会へ行くことを目標にはせずに、一所懸命楽しく練習することで、自分たちで考えて問題を解決する力をつけて欲しかった。

私の願いはその一点のみ、でした。

実績もこれからのバンドには

無理強いできないのもありますが

恐怖を与えて教える指導で伸びる伸び代がしれている、ことを去年思い知ったからです。

本番で怯えるのは、その子その子の性格や本人が感じる課題なのです。

私たち大人が本番で起こるだろう恐怖を

敢えて教える必要なんてない。

恐怖を乗り越えることで結果が得られるのではないことを、心理学の本を読む中で学んだことあり、去年それを体感できました。

 

時代が変わった。

 

大舞台で実力を出せるのは

楽しい中で練習するからだと

断言できます。

 

安心安全の中でしか

人間は頑張れないんです。

 

昔はその安心安全は

あらゆるところにあったんです。

知らないうちに

親がそれほど気をつけなくても

知らない誰かがそれを補ってくれたり

なんでも受容してくれるおじいちゃん、おばあちゃんがいた。

別に頭がよかろうが悪かろうが

お前が元気でいてくれさえすれば

それで良かったんです。

 

今はそういう存在が無い。

 

みんな子供たちが追い込まれている。

 

だから、せめて部活だけは

せめて私が接している生徒だけは

楽しい中で音楽ができるように

生涯にわたって音楽が楽しい!と思える子供をできるだけ増やしたい!

 

私自身が強制されることなく

音楽に取り組んできたから

だから今でも音楽をやっていられる

実力のない学校で 講師の先生もいない中

自分で考え、練習してきたことが

どれほど楽しく

どれほど財産になっているのか

それを体感できる子供をもっと増やしたい

 

私はそういう思いの中

吹奏楽部と関わってきました。

 

もちろん、結果にこだわって

強い指導に頼った時代もありました。

その都度それを戒める事件が起こりました。

私の考えが間違えている。

私としては正しさを追求していたつもりが

正しさと、楽しさを混同していたようです。

 

何かを決断するときは

正しさではなく

楽しさであること。

 

今回もそれを証明できた?ことは

ますます私の中で

確信に変わるでしょう。

 

さて、細江中の顧問の宮津先生の

熱い指導のもと

学校の理解

保護者のご理解があり

終始楽しい雰囲気でいられたこと

これがいつまでも終わらないでほしい

いつまでも続いてほしい

という雰囲気は

去年の開成とほぼ同じだったんです。

 

わぁーすごいな

2年連続で同じ雰囲気だ。

こんなことってあるのかな。

これでもし全国大会行くことがあるんかな

でもほんとに同じぐらい楽しい。。。

 

県大会出場は目標にしていました。

しかしなにしろ実績がない学校なので

生徒も県大会へ出られるだけで

相当緊張していました。

県大会の演奏は普段の様子からし

あまり良い出来栄えではありませんでした。

東海用の録音を撮るときも、やはり緊張していた。

なかなかいい演奏が撮れない。

録画は結局通しで5回カメラを回しました。

5回も撮ると、さすがに生徒はくたくたになっていました。

前回開成の時は3回通しましたので

今回の5回は大変だとお分かりいただければと思います。

録画は最後の5回目が一番良い出来だったのでそれを審査に出しました。

力が抜けて程よい演奏だったようです。

 

信頼できる仲間がいて

音楽を楽しんでいたら

心の繋がりは音楽を変えるのかもしれません。

 

部活を縮小する動きで今進んでいますが

人は人と繋がりの中で

たくさんのことを学びます。

経験こそ生きる上での糧になります。

 

勝ち進んだということは

その経験が増えるということ。

東海に関わった2団体とも

きっとそれを実感していると思います。

 

アンサンブルを通して

人が人と関わる中で

難しいこともまたそれを乗り越えた先の

喜びも得られる

素晴らしい機会です。

授業だけでは得られない

心から湧き出る感動を体験できる。

 

そのチャンスを摘まないでほしい。

 

切に希望します。

東海大会へ提出した動画はこちら↓↓↓

https://youtu.be/2ErPVITQkh4

 

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