先日、市立学校で
田中健太くんの個人レッスンをしていました。
彼はただいま
ジョリベ作曲の打楽器協奏曲を
練習しています。
日本管打楽器コンテストの
最終予選で演奏する曲。
高校生が演奏するには
だいぶ重い曲です…
私は指導はしたことがありますが
自分が演奏したことはありません。
管打楽器コンテストも
出たことがない、と話をしましたら
健太くんが、ビックリしてたんですね。
私は若い頃は相当のビビリで
自信なんかひとかけらもない
どうせ、だって、出来ないし
と、ウジウジしていました。
どうせ恥をかくぐらいなら
勝てない試合に出る必要もないかなって
学校内のコンテストでも
あと少しのところで落ちてたので
どうせダメな私だからと
自信が持てないのです。
どうせ、だって、でも
の行進曲です。
そんなこと言ってるうちに
コンテスト出場資格
期限の30歳になりました。
ある意味諦められると
思ったんですけどね
その頃は結婚してましたので
旦那に次々と重い課題を申しつけられ
挑戦しないといけない環境に
追い込まれてた時でもありました。
表舞台に引っ張り出され
人から批評されて
悔しい思いをしました。
しかし、時々褒められもした。
その頃は江之島高校の
非常勤講師をやっていたので
生徒に偉そうなことを言うのに
自分は何も挑戦してないって
生徒に申し訳が立たないなと
思い始めていました。
30を過ぎてからコンテストを受け始めました。
大学も何となく入って
遊んでばかりでモチベーションも高くないし
何をしたいというわけでもないし
オケもそれほど興味がない…
ドラムがすごく叩けるわけでもない
ピアノは下手だから、マリンバは苦手…
結局受かったのはマリンバでした、
大の苦手なマリンバで。
そこから、私の
エイヤァー！人生がスタートし始めました。
クヨクヨするならやってみる！
後悔は後に立つから
後悔するくらいなら、今やる！
言い訳はダサいからしない！
やると決めたならとことんやる！
そもそも気が弱く、意気地無しなので
相変わらず真面目で慎重なのですが、
昔よりは勇気があると思います。
今は後先考えず
行動する癖がついたことを
よろこぱしく思います。
管打楽器コンテストに限らず
昔色々なコンテストを受けてたら…
今がどのようになってたのかな。
とてもやっていける気がしなかった
東京の大学へ入ってたら
ひょっとして
続けてなかったかもしれないね
落ち込み過ぎて。
歩みが遅い、カメ🐢さんのよう。
表に出てるキャラと
内面はだいぶギャップがあります。
だから疲れちゃうんですね。
1人でいる時間がないと
今日みたいにグッタリして昼寝してしまう。
今は誰もそう思わないみたいだけど
でも私は自分のことだもん、
よく知ってるさ…
意気地なし
ビビリだし
口調はハッキリしてるけど
気が弱くて繊細…
心はずっと純粋
拾い上げてよく傷ついてるし
