yukiの打ハハ日記

浜松市在住 打楽器奏者 パーカッションアーティスト@中村友紀のブログ

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20160519090529 打楽器はじめの12ヶ月

世界が平和と、ピースピース

昔至る所にあった

「世界が平和になりますように」

という縦に長い看板?

 

それはブロック塀に

それは電柱に

 

当たり前のように

日常に存在し

それを目にする度に

そうだよな、と思えた私の子供時代。

 

今はどこにもありません。

 

「平和ボケ」

という言葉が好きではありません。

平和で過ごすことに慣れるのを

悪くいう必要があるのですか?

 

戦争が起きることは

決していいことではない。

自分の意図しない理由で

命の危機にさらされるのですから。

今も地球のどこかで

それが起きている。

 

ウクライナで

イスラエルで

 

民族の尊厳を守るために…

 

 

浜松市立高校吹奏楽部が

「ピースピースと鳥たちは歌う」

という曲を練習し始めて

9ヶ月が経過しました。

 

主人がある動画をみて

この曲に取り組もうとした、と。

 

それは国連で

カタロニア民謡を演奏する

カルザスの動画を観たから。

世界的チェリストの彼が演奏するその曲は

鳥の歌、

スペイン、カタロニア出身の彼が

子供の頃から慣れ親しんだこの曲を

無伴奏で演奏した意味に

世界中の人が共感したのでした。

 

それにインスパイヤされ

伊藤康英先生が作曲したのが

上記の題名の曲。

 

 

ここまで読んだ後に

次の文章を読むと

違和感を感じませんか?

 

【演奏する時の奏法

 どう演奏するとコンクール受けするのか?】

 

吹奏楽コンクールにおいて

この違和感はよく発生します。

 

昨日は浜松市立高校のレッスンでした。

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生徒にこの違和感について

長々と話しました。

 

「音楽は五感で演奏するもの。

聴いている人が感じるものとして

奏法に関することは

おそらく30%ぐらいは気になると思いますが

あと残りは、何か?といえば

 

曲が作られた背景だったり

メッセージ性だったり

自分がどう感じて演奏してるのか

知性だったり

感性だったり

 

音楽を聴いて広がる

想像の世界に胸を躍らせ

感銘を受けるものなのではないか?】

 

 

 

そのことから

冒頭の印象は必須です。

この曲の印象を決定づけるのに

冒頭をどう演奏するのかは

智をめぐらせ

心振るわせ

静かなエネルギーに満ち溢れた

ものでなければならない、と。

 

今週末は東京で演奏するようです。

それが終わると横浜大会がある。

 

市立高校として

ピースピースは、そこで

弾き納めになります。

 

今度は、幸太郎の感性ほとばしる

ピースピースを

修学舎高校で

一年温めた平和への熱い思いを

夏にもぶつけるのだそうです。

まずは、2/4.の定期演奏会で。

野崎豊先生の追悼コーナーもあるようです。

 

2年にわたるピースピースの

幸太郎の壮大なストーリー

市立で、修学舎で

澄み渡った真っ青な空に向かって

教え子たちが、天に舞う

 

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↑秋に訪れた、広島にて