yukiの打ハハ日記

浜松市在住 打楽器奏者 パーカッションアーティスト@中村友紀のブログ

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20160519090529 打楽器はじめの12ヶ月

若い指導者からの熱烈なアプローチ

若い指導者の方と

お話しする機会に最近

恵まれています。

 

私のことをどう見てるのか分かりませんが

どうやら羨望の眼差しのようです。

ありがたいですが、面映い。

 

とても熱意のある

若い女の先生が私を目がけて

突進してきました笑

(まさにそんな感じなので💦)

 

「ゆき先生!こんにちは!!

    先生にお会いできて嬉しいです!」

 

私も嬉しいですぅ〜

 

「先生は基礎練を教える時

    何を一番大事にしてますか?」

 

。。。。

返事に窮した私は苦し紛れに

 

あなたは、何を大事にしてますか?

 

と、逆に質問してみました。

 

彼女はとても頭も良く

情熱もあるし

打楽器のプレイも素晴らしい人なのだそうです。

 

あれこれお話ししてくれました。

 

私は頭の整理がつかず

どう答えて良いのか分かりませんでした。

 

なので…しばらく考えた挙句

 

一言…

 

 

 

テンション…?

 

と答えました。

 

 

 

しかしこの、テンションは

言い得て妙なのです。

ど直球な返事ではないようでいて

実は…とね。

 

まぁ後付けですが…💦

 

まともに答えても面白くないし

そんなに会ったこともない人に批判しても

空気が悪くなるし、そもそも批判できるものがないし

笑いも取れるし、

キツネにつままれたようでもあるし

 

私としては絶妙なところへ

落としたつもりなんだけど笑

 

いろんな人がお帰りになった後

市立高の生徒2人と

長々話してしまいましたが

 

 

 

私はね、

今日はどう指導しようか、を

出来るだけフラットな心境で

向かうようにしてるのよ。

 

みんなの顔を見て

今日は叱る日なのか

今日は慰める日なのか

テンション上がる日なのか

決めるの。

その場の空気で伝わるものがあるから。

 

若い頃は指導した後にノートを書いて

次のレッスンに活かしてたけど

今はそんなこともやってないし。

この時期にここまで到達してればいいかね

という指針だけはプランとしてあっても

細かく決めないようにしてて。

 

そんでもって

こうじゃないといけない!というような

ベキ ルール、も出来るだけ作らないようにしてる。

私のコピープレーヤーじゃ

面白くもないからねー。

その人が表現したい

たぎり!みたいなのを出すために

私が出来ることは何か?は

すごく考えるけども…。

 

本番前なんかは

心理カウンセラーと同じだから

ネガティブにならやすい気持ちを

どうコントロールして

心地よい本番のテンションへ

持ってくか、ということに

ほぼ終始するんだよね。

 

私は心理カウンセラーに

なりたいなーーーーー

 

 

 

その若い指導者へ

私から伝えたいことは、

曖昧な表現になっちまいましたが

 

私も20代の頃は

私に向かって突進してきた彼女と同じように

 

どうやって教えてますか?

どう教えますか?

何が大事ですか?

 

って先輩によく訊いてましたが

 

歳をとるにつれて

生徒へ教えるんじゃなくて

生徒から教わるんだな、

がわかるんですね。

 

肩の力が抜けて

ふと落ち着いてみると

私が頑張らなくても

一生懸命牽引しなくても

生徒から放たれたエネルギーを

傍受することで

見えてくるものがあるな、と。

 

それをどう生かすか

方向性を整理してあげる、だけで

レッスンも成立するんだな、と。

 

先輩の同業者に

意を決して話しかける

質問してみる、は

とても大事に思います。

 

私も質問されることで

発見できることがありますね。

 

昔の自分を見るような懐かしさと

私も突進されるような

存在なのか…を知る機会になりました。

 

別のお若い指導者から

ゆき先生でも、演奏で悩まれるんですね!

と言われましたが

そそそそれは、社交辞令か。

 

スペックが高くて

意欲的で

お仕事できる人に

ずっと囲まれてきたんなと

随分鍛えられてここまで来たことを

実感しました。

 

最近脱力気味の私。