アンコン全国大会行きを決めた
浜松市立富塚中打楽器5重奏のみなさんは
2年が2人。1年が3人。
1年の1人はお手伝いで来てもらってます。
3年生はただいま受験勉強真っ只中ですが
大変情熱的に取り組んでいました。
そのまた上の現在高校1年生の子も
熱心に取り組んでいて
打楽器大好きな女の子でした。
そのまた上、また上と
打楽器大好きっ子が揃って
代々の先輩方がどんどん情熱を植え付けるから
必然的に下の学年へ行くほど熱量が嵩み^_^
今年の2年生2人は
相当な気合いで臨んでいたと思います。
昨年はやたらレベルの高すぎる
アンコン静岡県西部大会で
素晴らしい演奏をしながら
しかも県大会出場圏内に入っておきながら
代表に選ばれないという
泣ける事態になりました。
メンバーが相当落ち込んでいましたので
今年はそのリベンジ色が強かったのです。
顧問は松下法恵先生。
私が浜松で吹奏楽部の打楽器指導を
初めてした学校の顧問だったかな。
男の子4人のアンサンブルのレッスンで
すでに二つ打ちが出来ていたことに
驚いたのです。
佐鳴台中でしたね。
そこから打楽器大好きな男の子が量産され
その教え子たちは30半ばになりましたが
今でもあれこれ連絡くれたりします。
松下先生に
打楽器アンサンブルを指導することの
面白さを感じる
きっかけを与えてくださったと
思いますね。
中学生でもこんなに出来るんだ!を
教えてくださったキッカケは
間違いなく松下先生です。
松下先生も情熱的です。
部活にかける情熱は市内で有名ですから
周りから一目を置かれる存在です。
普段はニコニコと楽しい会話をされるので
ラスボス感はありません。
こだわりというか
勝負にかける情熱が凄いというか。
度が過ぎるほど負けず嫌いなんだと思います。
富塚という地域は
経済的に余裕があるご家庭が多く
勉強もできる子が多いので
私の指導も他の学校とは
アプローチを少し変えています。
彼らの向学心をくすぐるように
あまり干渉しないように
付かず離れずの距離感で
困った時に登場するスタンス。
困りそうだな…でしっかり面倒みていた
開成中とは真逆と言っていいと思います。
開成の地域は工場がたくさんあり
外国人労働者も多数お住まいなので
部員も多国籍でした。
経済的にも難しい家が多かったのですが
その分性格が底抜けに明るく
好奇心も旺盛で
バカ騒ぎすることが親も子供も大好き。
ノリが抜群に良かったです。
アンコン全国へ次の年に行った細江は
旧浜松市ではなくて
郡から編入して浜松市に入った地域。
昔からの伝統文化が根強く
若干閉鎖的なところです。
新しいことを受け入れるのが
苦手なんだろうな、という印象。
保守的です。
たまたまメンバーが良かったのもあり
保護者もまるでイベントのように楽しんでくれて
非常に協力的なチームでした。
今回の富塚もそういう意味では
大変協力的なチームです。
個性は色々ありますが
前述した2年生の熱量に巻き込まれ笑
1年もやらざるを得ない空気でした。
でも楽しそうな雰囲気で
休憩中の会話も弾んでいるようでした。
ここ最近全国大会へ行った3チームは
みんな悲壮感がない
ある意味緊張感もあるようでない?
音楽を楽しんでいることで
共通しています。
富塚中に携わるようになって
5年ぐらいは経過していると思います。
その間にアンコンは東海へ出たり
中日重奏コンで本大会に選ばれたり
確実に実績を積み上げてきました。
そして、開成は主人が顧問
細江は娘の学校
と、身内絡みで東海なり全国なりに
関わっていたのですが
今回は身内の絡みなしで
初めて全国大会へ行くというのも
私の中では感慨深い出来事です。
私1人の指導では足りないので
サポートとして田中健太くんにもお願いしました。
健太くんが在学している浜松市立高校と
富塚中は割と近い距離にあるので
「ちょっと行ってきてー!」
と、まるでお使いへ出すように
健太くんにお願いしていたのでした。笑
健太くんも音大は入る前に
レッスンのスキルを身につけたい
という希望がありましたので
ちょうどいいタイミングでした。
全国がかかってるチームの指導は
僕にはプレッシャーが💦
と言ってましたが
まぁまぁ、そこは健太さん
お願いしますよ🙇
君の業務はここ!ってピンポイントで
お願いしますから
それが出来るようになるまでは
何回赴いてもいい!ということで^_^
見習いの身分なので
それが出来る利点を活かして
何回か出向いてもらいました。
打楽器大好きな子どもをたくさん送り出し
私に打楽器のことを
熱っぽく話す子どもたちに囲まれ
目が細くなるおばちゃんユキ先生。
私ももうすぐ50歳。
こんな歳になるまで
太鼓大好きでいられて
お仕事もできて
ありがたいなーとしみじみ思います。